彼女が大学に合格するまで③
英文法がほぼ理解できたので、ここからは英文解釈に入りました。解釈をはさむことによって英文のパターンが身に付きます。また、彼女が今まで感覚に頼りきっていたこともありました。改めて構文をしっかり確認して、正確に読めることを意識できるようになってほしかったです。
使った英文解釈のテキストはこちらです。
高校英文読解をひとつひとつわかりやすく。 (高校ひとつひとつわかりやすく)
- 作者: 武藤一也
- 出版社/メーカー: 学研マーケティング
- 発売日: 2014/09/22
- メディア: 単行本
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今までは解釈の基礎を教える時に使いやすいテキストがなかなかありませんでした。しかし、このテキストが出てからは生徒に解釈の基礎を短期間で習得してもらうことが容易になりました。もちろん今までの解釈のテキストにも名著が多くあります。ただ、生徒が自分で勉強していく場合、英文解釈は文法の運用が前提になっているため、テキストと自分のレベルが合わない場合なかなか理解が進まないことが多いと思います。また、解釈のトレーニング用に使っている英文が抽象的だったり、解答の和訳が意訳になっていたりしまして、そういった点も高校生にはキツイものがあったと思います。そういった難点を解消すべく、生徒の立場で考えて書かれているのがこの高校英文読解をひとつひとつわかりやすくです。自分が授業で使っている品詞のカタマリ毎に分ける記号が一緒だったことも、個人的に非常にうれしいテキストです。
このテキストを約2ヶ月かけて彼女には3周取り組んでもらいました。結果、彼女は英文を名詞、形容詞、副詞のカタマリに分けて読む重要性に気付きました。カタマリがわかると英語が一気に読めるようになるんです。さらに、英文中に出てくる重要構文が自分で見つけられるようになりました。
文法、解釈が完成しました。
次回はその後に行った音読トレーニングについて書きたいと思います。